UIとは、UXとは、何か。違いはあるけど、そんなに無いよ。

ui/ux

この記事はUIとUXの定義を再整理し、世の中の全ての人が正しくUIとUXを理解できるよう、なんとか説明してみようと奮闘したものです。
少しでも理解のお手伝いになれば本望です。

それでは早速、UIとUXの定義を僕なりの言葉で説明してみたいと思います。

ニーチェから学ぶ場合はこちらから
UI/UXとは長い会話である。本質に迫るニーチェ名言5選

UIとは

ui

UIとは、何か。

「ユーザとデバイスをつなぐ、すべてのものだ」

少しかために表現してみました。
一文で誤解がないようにすると、こんな感じかなと。
でもさすがに、これだけだとよくわかりませんよね。

“すべてのもの”というのは、“ユーザが見たり、聞いたり、操作したりする、いわゆるデバイスにおける、ユーザが使用する機能そのもの”を指します。

例えばアプリ、ホームページ、プロダクトのUIという言葉に含まれるものはこんな感じです。

さまざまなUIイメージ

  • アプリ:アプリ画面、ボタンやそのアクション、通知ポップなど
  • ホームページ:サイト全体やデザイン、ポップアップや追従バーの表示、遷移の際のモーションなど
  • プロダクト:スマホそのもの、スマホの物理ボタン・タッチ画面・イヤホンジャック端子など

こうした様々なユーザと接触する機能そのものを、UI(=ユーザインターフェース)と呼ぶわけです。
まだわからないという方もいらっしゃると思いますが、UXについても知ることでより理解しやすくなるので、UXについて定義してみます。

UXとは

ux

UXとは、何か。

「ユーザがサービス利用を通して感じる、すべてのことだ。」

そう、サービス利用を通して感じる、すべてのことです。

ふわっとしているなー、と思った方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ふわっとしているということは、それだけ多くのことを指しているということなのです。

例えば、ふらっとラーメン屋に立ち寄ったケースを想定してみましょう。

  • 「この店、外観的にあんまりおいしくなそうだなー」
  • 「メニューも少ないし、味噌ラーメン一本でやってるんだ、おいしいのかな?」
  • 「おおー、思ってたよりうまそうなラーメンきたぞ」
  • 「あつあつ、うまうま」
  • 「スープもめっちゃ濃厚だ」
  • 「思わぬところでいい店にはいったなー。また来よう」

これらは、すべてUXです。

マイナスイメージも含めて、すべての感じたことはUXなのです。

さてここまでが各定義でしたが、それぞれの言葉の意味をより理解するために、UIデザイン・UXデザインという言葉についても軽く触れておきます。

UI・UXとUI・UXデザインの違い

まずはUIデザイン、次にUXデザインの順番に定義していきます。
上で触れたUI/UXの定義をなんとなく意識して読むと尚良しだと思います。

UIデザインとは

UIデザインとは、ユーザとデバイスにおける全ての接点を、もっとも使い勝手よくデザインするということです。

それは時に、モーションの早さであったり、ボタンの位置であったり、ターゲットとするユーザによって臨機応変に変わるものです。

なんかこんな感じです、たぶん。

では次はUXデザインについてです。

UXデザインとは

UXデザインとは、ユーザの抱える課題に対して、どこからどこまでの間で、どういった体験をしてもらい、全体を通してどう思ってもらうかを設計するということです。

良いUXを設計することなので、ユーザの抱える課題を解決しているはずです。
そのため、あえて定義にいれました。

UXとUXデザインの関係

こんな感じですかね。

つまりですね、UIデザイン・UXデザインとは……
UI・UXという粘土をこねこねして、良い模型をつくることです。

また、UI/UXデザインとひとくくりにされることが多いですが、別物なのです。

なんとなくイメージわきましたでしょうか。
じゃあ結局UIとUXの関係性は?という方は次をどうぞ。

UIとUXの違い

UIとUXの構造はこんな感じになっています。

UXとUIの関係1

デザインされたUXを、可能な限り使い勝手の良いUIでユーザに伝える。
これがUIとUXの関係性です。

UXデザインによって、すばらしい体験を設計できたとしても、それを伝えるUIデザインを実現できなければ、ユーザには伝わらないということです。

UXとUIの関係性

またweb完結型のサービス、例えばwebツールやアプリではUXにおけるUIの占める割合が高くなります。
これはサービスとユーザの接点がカスタマーサポートなど一部を除いて、ほぼUIになるためです。

UXとUIの関係性3

当然その逆の、アパレル店舗などでは、UXにおけるUIが占める割合は少なくなります。最近はリアル店舗でもIoTによってUIの占める割合が大きくなっていってますが。

UIとUXの関係性もつかめてきましたでしょうか。
要は、UIはUXを実現する手段の一つということです。

さて、そろそろUIとUXってなんなのさ、というのをまとめてみたいと思います。

結局、UI/UXってなんなのさ

つまるところ、UIもUXもただの言葉です。

……はい。
UIとは、UXとはについて、僕なりに説明してきましたが、結局のところUI/UXとはただの言葉なのです。

きっとUI/UXという言葉がでてくる以前も、

「ユーザはこのホームページだと使いづらいんじゃない?」
「この機能はいらないんじゃないかなあ」
「これはお客さんのためになるね!」

……と、ユーザのためにサービスやプロダクトの開発、向上に努めていたはずなのです。

UI/UXはただの言葉じゃ

では、なぜUI/UXという言葉が生まれたのか。

それはきっと、作っているものがユーザにとって良いかどうかを客観的に考えるために、呼び名が必要だったからです。
人は名前がないものについて考えることはできないですからね。

もちろん定義も解釈もさまざま存在していますが、結局のところ「どのようにユーザに対して価値を提供することができるかを考えるための言葉」でしかないのではないでしょうか。

ui/ux

…とまあ、僕はこんなこと思っているわけで、UI/UXという言葉は「僕たちはユーザ起点でサービスをつくるよ!」という意思表示を含んだ意味で使用してほしいなあ、と思う今日このごろです。
(関係ないけどUIもUXもユーザって言葉からはじまっててなんかユーザファーストっぽくていいすよね)

おしまい。
(いやいや、そもそもこの記事が意味間違えてるよ、などございましたら是非ご指摘ください。)

ニーチェから学ぶ場合は↓の記事へ
UI/UXとは長い会話である。本質に迫るニーチェ名言5選